立ち入り監査について
監査は、2名1組で班編成された監査員により、全国統一した監査基準とチェックリストに基づき、書類審査 と 実地検査を行います。
また、品質管理監査会議の委員や国・県・市の技術職員の方々等による立会も実施しており、より公正性・透明性を高めることに努めています。
■総括的事項の調査 (19項目)
1.経営者の責任
2.社内標準化
3.技術力の確保
4.教育・訓練
5.不適合の管理
6.環境保全
7.文書及び品質記録の管理
■個別的事項の調査 (94項目)
B-1 製品の管理基準
1.製品品質の明確化
2.契約内容の確認
3.容積
B-2 配合設計基準
1.配合設計手順
2.設計インプット事項
3.標準配合表の作成
4.配合の変更と修正
5. 基礎資料
B-3 原材料の管理基準
1.セメント
2.骨 材
3.水
4.混和材料
B-4 工程管理基準
1.目標品質の明確化
2.配合の管理
3.材料の計量
4.練混ぜ
5.運 搬
6.付着モルタル
B-5 設備の管理基準
1.製造設備の管理
2.検査設備の管理
B-6 外注管理基準
1.外注管理
■望ましい事項の調査 (11項目)
■実地検査 (6項目)
1.計量精度の検査
2.製品の検査 □圧縮強度、□スランプ又はスランプフロー及び空気量 □コンクリート温度 □塩化物含有量
3.容積の検査
■工場設備の確認 (骨材の現認含む)
※強度試験は、(一財)熊本県建設技術センター、人吉球磨地区生コンクリート協同組合共同試験場、天草地区生コンクリート協同組合共同試験場、水俣地区生コンクリート協同組合共同試験場、熊本高等専門学校にて実施。
1) 書類審査の項目
2) 実地検査の項目
監査結果の判定方法について
それぞれの調査項目はチェックリストの品質管理監査減点表により点数化され、その結果をもとに下記の基準により減点法により判定します。
■ 全国統一適合判定基準 ■
【査察】について
品質管理監査の合格証は、前年の監査結果に基いて翌1年間の品質に対して保証する意味で交付されています。合格工場が製造した品質が間違いないことを確認する為に年度の途中に行う検査を査察といい、工場の10%以上を任意に選定して実施します。査察は、2名1組で班編成された監査員により無通告にて工場に立入り、実地検査を中心とした下記項目を確認し、全国統一品質管理監査基準に基づき判定します。
□ スランプ又はスランプフロー及び空気量 □ コンクリート温度 □ 塩化物含有量 □ 単位水量 □ 圧縮強度 □ 全ての骨材の現認 □ 材料の計量精度 □ 容積 □ 供試体管理状況の確認 □ 常駐技術者の確認